雪国の暮らしでは風除室という雨風雪を防ぐ簡易的な中間領域があり、時には作業やコミュニティの場となり風土の多様性に満ちた緩衝空間でもある。廣田神社に八甲田山水系の杉材を用いて境内に寄り添う授与所風除室を計画しました。 八甲田山水系の原木杉を製材すると心持ち材以外は端材となる。大切な杉材の行方を把握できるように端材の活かす取り組みも実施してます。 軸組膜構造:木造準耐火構造(燃えしろ設計)